テレビやラジオ、動画配信サービスなどで活躍するナレーターは、情景や感情を声で伝える専門職です。近年は映像コンテンツの拡大に伴い、その需要がますます高まっています。
一方で、独学で案件を獲得するのは難しく、どのようにスキルを磨けばよいか悩む方も少なくありません。
この記事では、ナレーターになるための方法やスクールの選び方、さらにおすすめのナレータースクールをご紹介します。これからナレーターとしての第一歩を踏み出したい方は、ぜひ参考にしてください。
【簡単比較】ナレータースクール比較一覧
| 画像 | 特徴 | 対象者 | 料金プラン(税込) | レッスン形式 | 講師 | カリキュラム | 無料体験 | |
| Voice Camp |  | 週1回から気軽に学べるオンラインボイススクール | 初心者〜経験者まで幅広く対応 | 月額6,500円~ | マンツーマンレッスン(50分) | 大手事務所出身の講師陣 | 受講生にあったオリジナルカリキュラム指導 | 30分無料体験実施 |
| スクールバーズ |  | 東京都赤坂にあるテレビナレーション専門スクール | テレビナレーターを目指す人 | 入所金55,000円/1コース220,000円 | グループ | 現役テレビマンやナレーター | コア/ブランディング/モードの3コース | 無料体験なし |
| 声の表現アカデミー |  | 「声の表現を学べる」通信講座の学校 | 初心者や資格取得希望者 | 各コース8,800円 | 通信講座 | アナウンサーなど多数 | コース別の専門カリキュラム | なし |
| 大人のための朗読教室 |  | 劇団前進座の朗読教室 | 劇団の人に教わりたい人 | 各コース16,000円 | グループ | 劇団前進座 | 朗読の基礎が中心 | なし |
ナレーターになるには
注目を集めているナレーターの仕事ですが、プロとして案件を受けるためにはいくつかの代表的なルートがあります。ここでは、一般的な3つの方法を解説します。
- スクールに通う
- 独学でスキルを身につける
- オーディションに応募する
スクールに通う
現在はオフライン・オンラインを含め、多くのスクールがナレーター養成のためのレッスンを行っています。プロの講師から直接学ぶことで、短期間で効率的に成長することが可能です。
養成所だけでなく、専門学校やオンラインスクールといった多様な選択肢があり、卒業時に事務所や制作会社のオーディションを受けられるケースもあります。
また、スクールに通うことで同じ目標を持つ仲間と出会えるのも大きなメリットです。モチベーションの維持や情報交換につながり、切磋琢磨しながら成長できます。声に関する基礎から学び、業界とのつながりを築きたい方にはスクールがおすすめです。
独学でスキルを身につける
書籍やYouTubeなどの教材を活用すれば、独学でもナレーターとしてのスキルを身につけられます。自宅で録音環境を整えれば、実践的な練習も可能です。
独学のメリットは、費用を抑えながら自分のペースで学べること。しかし、客観的なフィードバックが得にくく、自己流の癖が残ってしまうリスクもあります。
独学でプロになることも不可能ではありませんが、できるだけ早く仕事を受注したい場合や本格的に学びたい場合は、スクールの活用が有効です。
オーディションに応募する
ナレーターとして案件を得るには、オーディションに応募するのも重要なステップです。ナレーション事務所や制作会社では定期的にオーディションが行われており、合格すればプロとして活動できます。
近年はフリーランス向けの案件募集も増えており、副業として始めることも可能です。実際の現場で経験を積むことは、スキル向上に直結します。
オーディションを受ける際は、事前の情報収集や自己分析に加え、ボイスサンプルの準備が必須です。そのためにも録音環境を整えておくと安心です。
ナレータースクールの選び方
ナレーターのスクールは多様な形態で開講されており、数も多いため「どこを選べばよいか分からない」という方も少なくありません。ここでは、失敗しないためのスクール選びのポイントを4つ解説します。
- ナレーション科目はあるか
- 学費や通学のしやすさ
- レッスンの頻度
- 卒業生の実績
ナレーション科目はあるか
スクールの中でも声優系の学校や養成所を選ぶ際は、カリキュラムにナレーション科目があるかを必ず確認しましょう。声優スクールでは発声や滑舌などの基礎練習に加え、アフレコや演技レッスンが中心になるケースが多いです。
これらも無駄ではありませんが、さらに効率よく学ぶにはナレーションに特化した授業を受けるのがおすすめです。
学費や通学のしやすさ
スクールには入学金や授業料がかかるため、予算の範囲内に収まるかどうかを事前に確認しておきましょう。オフラインスクールの場合は、通学費や引越し費用も必要になることがあるため、費用はやや多めに見積もっておくと安心です。
せっかくオーディションや入試に合格しても、費用面の準備が不十分だと通えなくなる可能性があります。家族への相談や資金計画も含め、事前準備を怠らないようにしましょう。
レッスンの頻度
レッスンの頻度はスクールによって大きく異なります。週1回のスクールもあれば、週5日・朝から夕方までみっちり学ぶ学校もあります。
自分の生活スタイルに合わせて、無理なく続けられるペースのスクールを選ぶことが大切です。特に社会人や学費を自分で負担する方は、長期的に学ぶためのスケジュール管理が重要になります。
卒業生の実績
スクールの公式サイトには、卒業生のデビュー実績やプロダクション所属実績が掲載されていることが多いです。レッスン内容が充実しているスクールや、業界とのつながりが強いスクールは、ナレーターとして仕事を得やすい環境といえます。
成長のチャンスを広げるためにも、実績のあるスクールを選ぶことを意識しましょう。
ナレータースクールのおすすめ4選
オススメのナレータースクールを、ご紹介します。それぞれ特徴や強みがあるので、自分にあったスクールを選択しましょう。
Voice Camp
「Voice Camp」は完全オンラインの、ナレーションを学べるスクールです。専任講師とのマンツーマンレッスンなので、基礎から応用まで自分のスキルにあわせたレッスンを選択できます。
ナレーションに特化したレッスンも可能で、表現力やジャンル別の読み方を学ぶことも可能です。無料体験レッスンも用意されていて、月6,500円（税込）から受講が始められます。
キャンペーンが開催されていて、入会金が無料になるほか、特定コースが初月半額で利用可能です。ナレーターのスキルをこれから学び始める方にも丁寧な指導をしてくれるので、興味のある方はぜひ受講してみてください。
スクールバーズ
スクールバーズは 東京都赤坂 にあるテレビナレーションに特化したスクールです。所属を前提とする養成所ではなく、「自立できるナレーター」を育てることを目的としています。
スクールと併設して、声の宣材（ボイスサンプル）を収録する「スタジオバーズ」があり、キャスティング部門「猪鹿蝶（inoshikacho）」との連携があります。
声の表現アカデミー
「声の表現アカデミー」は、朗読検定協会（日本朗読検定協会）に関連して運営されているスクールのひとつで、声・朗読・表現力を養うことが目的です。
対象者は幅広く、アナウンサー、司会者（MC）、声優、ナレーターを目指す人、朗読表現を中上級で身につけたい人、朗読講師を目指したい人など。つまり、初心者から経験者までさまざまなレベルに対応されています。
大人のための朗読教室
「大人のための朗読教室」は、劇団前進座が俳優を講師として開催する朗読教室です。一般の大人が対象で、朗読を通して表現力を磨きたい人や、声・語り・文芸作品に親しみたい人向けのクラスです。
講師は現役の俳優で、「テキストは日本の文芸作品、古典や民話、名作舞台の台本、歌舞伎作品等、多彩なジャンル」を使うとのこと。
まとめ｜スクールを活用してナレーターを目指そう
この記事ではナレーターになる方法やスクールの選び方、オススメのナレータースクールをご紹介しました。スクールを活用することで、効率的にスキルを身につけたり業界とのつながりが持てたりします。
スクールのナレーション科目の有無や学費、通いやすさなどを確認して自分にあったスクールを選択しましょう。オンラインスクールの「Voice Camp」であれば学費を抑えられるため、少ない負担でナレーターのレッスンを受けることが可能です。
